ノンリニアという考え方がある。リニアはビデオテープとか、フイルムのように巻きもどし、早送りというふうに時間がつながっている。ノンリニアはそこにあるという感じで、瞬時に後ろにいったり前に戻ったりできる、コンピューターの編集だ。プルミエとかのプロフェッショナル版ですよ。今はAVID が有名だが、今回のSFでは音楽に強い代々木のレスパスビジョンでヘビイワークスを使っている。



ビデオの編集と違っていい所は途中をつまんで見たいときにすぐにそれがみれること。
ビデオだとつまんだらそのあとを全部ダビングするまで待つが、デジタルは一瞬でOK.



カットを差し替えたり、ちょっと長くとか短くということもすぐにできる。
これが映像と音が今、どうなっているかがわかるメニューだ。



そしてコンピューターの画面に再生と収録をだして編集する。



スタインベックに慣れたフイルムの編集者が作ったマシーンなので操作性がいい。
長い編集だとすべてマウスというわけにはいかない。



オペレーターは4ケ月目の澄川くん。編集はセンスだ。彼はセンスがいい。
就職難の今、学生はこの職業につけば、必ず食っていけるぞ。
今から3年以内にほとんどの編集はノンリニアに変わるし、安いマシーンがどんどん出ているからプロダクションが 自分でマシーンをもつ時代なのだ。



これがクリップ画面。クリップというのはファイルのようなもので、テープからとりこんでデジタイズする。

こうしてメニューになってクリップを保存してあるからこれのあとにこれで、、なんて指さして編集するわけだ。