フイルム編集はすべて手作業。超アナログな世界である。 したがってプロの編集者は長年の感で仕事する職人さんである。 フイルムはネガで撮影し、ポジフイルム(ラッシュ)で編集する。



まずはフイルムをシネマンというビューワーでころがして見る。
ちなみに編集しているのはベテランの宮崎清春さん。



そして様々な情報(ここから使うとかここでカットとか)をサインする。
これは4コマ目にストップモーションというサインである。



そして手でカラカラとフイルムを送る。



上が映像、下が音声のフイルム(シネテープ)で、これをシンクロして超古いスピーカーで鳴らす。



編集は編集者がサインして助手さんがひたすらつないでいく場合が多い。



右のバケットに映像、左に音声のフイルムがたまっていく。



そして、今やレアなスタインベックというビューワー(これは電動)で見る。
そしてまたやり直したりとはてしなく作業は続く。



すこし短くしたりするとこういったクズがでるが、後でやっぱりさっきのほうがいいとなった時のためにちゃんと保存してある。



そして編集があがると棚にまるめて置いておき、最後に一本にして大きなスクリーンで見る。



音楽編集をやるために音楽もこうしてシネフイルムにしてある。 がしかし、ビデオのようには簡単にはいかないのだった。

SFの編集は7月から12月まで半年かかっている。途中に休みがあったものの、監督の音楽へのこだわりと布袋氏の映像へのシンクロのこだわりを活かすために途中からビデオ編集、コンピューターでデータを出すということになった。だから、仕上がりは今までにない世界ができるはず。DIGITAL EDITも見てね。