2012年9月アーカイブ

極富士

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11月7日に極富士が発売されます。

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アクアジオグラフィックの佐藤宏さんが撮りためた富士山の素晴らしい映像を
私、中野裕之が厳選して絶景ポイント54カ所を編集しました。
絶景場所の撮影ポイントを佐藤さんと僕の二人が音声で解説します。
ひとつひとつの場所で見たり、地域で見たり、選んだりできます。
頼まれてもいないのに、作れるだけBGVも作りました。

猪之頭林道の朝焼けです。

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甘利山からの雲海です。

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とにかく圧倒されるほど素晴らしい映像です。
「極富士」という富士山映画も作りました。音楽と映像だけです。
僕は音楽と映像だけで見ていられるものを作るスペシャリストです。
しゃべくりや説明や物語を作り出すよりも秀でているのはそこだけです。
なので、ぜひ見て下さい、感動しますよ。

ポニーキャニオンから11月7日発売です。
この際、ぜひ、ブルーレイを買ってみてやってください。
4Kという巨大な映像をハイビジョンサイズにしました。
DVDもありますが、この素晴らしさは、できる限り大きい
画面で見て欲しいです。

体感して欲しいんです。


ありがとう

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9月8日午後5時1分。父 中野喜代徳(きよのり)が84歳で永眠しました。 
突然の肉親の死でしたが、84歳と言えば、大往生です。
天寿を全うしたので、僕は悲しい出来事ですが、楽になってよかったねと 思っています。
生前にお世話になった方々には父に代わり、お礼を申し上げたいと思います。
ありがとうございました。

先月会った時には「好き放題に生きた」と満足そうに言っていました。

葬儀などは仕切るのは初めてだらけで戸惑うこともありましたが
9月10日に葬儀も無事に終了しました。

父は、読売新聞の販売を長年手がけていて、その仕事の他に ライオンズクラブの会員で、
ガナバーをやるなどしていましたので 多くの知り合いがいて、人付き合いが好きでした。

ゴルフ、囲碁、果物が好きでした。 僕が果物が大好きなのは、父の影響です。
広島ですのでカープの王国です。そこにジャイアンツの新聞を購読してもらうのは
難攻不落と言われていたようです。 大学を卒業して、サラリーマンをしていた頃に、
偶然、福山に来られた 当時の読売新聞社の社主の方と麻雀をする機会があり負けるのが
大嫌いな父は、普通はつきあい麻雀なので、負けてあげたり遠慮をするらしいのですが、
そんなの無視して勝ちまくりで、 そんな遠慮のない若造に社主の方が、
広島で読売新聞をやってみないかと お話されたそうです。
まあ、ぼんぼんの君には無理だろうがとの一言が カチンときて、
負けず嫌いの父はやりますと言ったそうです。

そこからは父は難攻不落の広島に移動しての生活。僕は、当時中学生でした。
僕は福山にずっといましたから、ほとんど家に帰ってこない父でしたし、 大学が東京で
僕は里を離れましたからそんなに会うこともなかったですが たまに会う父は、派手なスーツを
着てさっそうとしていました。 全くおしゃれに関係ない業種の人々の中でひときわ目立って
いたと思いますが 豪快に笑うその笑顔がすてきな人でした。

 77歳まで働きました、最後は、販売の他に広告代理店もやっていましたので 
そういう仕事やライオンズで知り合った方々に「中野さん、中野さん」と 慕われていました。
そんな、人との関わりが大好きだった父も、引退後はそういう扱いを受けない訳ですから、
その落差に寂しさも感じていたのでしょうし 大好きだった、囲碁の相手も次々に他界されて、
最後には相手もいなくなり、 DSの囲碁ソフトが相手でした。
それもついには目が悪くなりやれなくなって だんだん、食べ物も食べなくなり痩せた自分を
人に見せたくないから人との付き合いもやめましたので、そういう美学の故に、余計に
寂しかっただろうなと思います。

 昨年クリスマス頃に広島から電話があり、姉が、父が食べないので死にそうだとのこと。
 食べれば、生き延びるし、延命処置も今ではたくさんやり方があるのですが、
 すべて断り、もう生きることもやめて食べないことで死を迎えたいようでした。

電話に出た父に、食べないと、正月もこせないし、人様にも迷惑だし、誕生日(8月13日)
くらいまではがんばってくれないかと話すと、「わかった」と一言電話口で言いました。
遊びが好きで人と話をするのが大好きだった父にとって、娯楽無し、おいしい食事にも 
興味無しでは、つらい日々だったことは、わかっていましたが、私たち子供にとっては 
生きてくれているだけで、安心という気持ちがあったのです。 
ですから、約9ケ月くらいがんばって僕たちのために生きてくれたと思っています。

永眠という言葉は、悲しい意味でしか今までとらえていませんでしたが 父は長年不眠症だったので、
息を引き取った顔を見ると、やっと寝れたわ。と言っているかのように気持ち良さそうでした。

延命処置には胃瘻とかあるのですが、常々、人には寿命があり、40歳で死ぬのは悲しすぎるが
80歳をこせば、もう十分だと私は思っていましたし、父も同じくでした。 
いかに人様に迷惑をかけないで、死ねるかというのが僕も考えていることです。
老衰というのは、食べなくなって眠る事ですので、そういう最後で良かったなと思い、
楽しかった日々を思い出しています。



 「ゆっくり寝て下さい。あちらの世界には多勢の知り合いも待っているでしょう。
  みんなと楽しく会えるでしょう。僕は父さんの笑顔は忘れないし、
 いい事もある、悪い事もある  頑張れよ と言い残してくれた事は忘れません。ありがとう。」
東京から120km。車で約2時間の所に滝だらけの名所があります。
山梨県の西沢渓谷です。 

流れる水に段差があればそこは滝。

e西沢渓谷goo.jpg






















日本滝100選などにも登録されている滝の中から、3D撮影でも その奥行きや立体感があり、
きれいな滝をWEBで選んでいたら発見しました。 こんなに近くに秘境があるなんて。
中央高速道路の勝沼インターチェンジから20分くらいで到着します。
勝沼と言えば、ぶどうの産地。インターをおりてすぐにぶどう園がたくさん並んでいます。
僕は2軒目のぶどう園で今年初めて食べてはまっていた藤稔という大きいつぶのぶどうや
シャインマスカット、そのほかたくさんのぶどうを買って食べました。
デラウエアなど、DNAの形にまびいて実った時に実がぶつかり合わないように剪定している
とかの話で、4万本の剪定をして、様々な手入れの後、やっと白い袋をかけているそうです。
すごい手間がかかっている分、とても美味しかったです。

さて、渓谷には駐車場があって、そこからまず40分くらい歩いていくと
一つ目の滝が見えます。こちらは3つ目に見える三重の滝。もーう、水は透明で
緑やブルーの宝石のような色です。白っぽい岩の上ですので色がきれいに映えます。

e西沢渓谷三重の滝.jpg





















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水の透明度は、屋久島にも負けない、おそらく一番透明のトップクラス。
味も美味しいです。

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どんどん川沿いを歩いていくと、最後には、七つ釜五段の滝という、すばらしい滝が
あります。ここまで約2時間かかりますが、滝をここまでに8つ見れますから滝が
好きな私にとっては最高のコースです。
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下の写真が4段まで見えますね、上が5段目の滝です。

秋は紅葉でさらにあでやかだそうで、道幅1m弱ですので、大変に混雑します。
夏休みも終わりましたが、週末でも早くから行けば空いてます。
涼しくていいですよ。
ただ、帰りは一方通行ですからこの滝から150mくらい高い場所に登ってトロッコ道で
帰るんです。普段ほとんんど歩かない僕にはキツくて、もうだめーと何度も叫びましたが
そこさえこせば、歩きやすい道で約80分で駐車場に戻れます。
僕は撮影機材が重かったのでキツかったですけど。

帰り道にはここにどうやってこんな鉄を運んだのだろうと小さい橋とか見ては思い、
そんな考えになってからは、高圧線のあの塔などは山の頂上にもあるでしょ?
道もないのにいったいどうやって運んだんだろうと、??????
になってしまいました。土木の方々の途方もない汗と労働でこうして滝巡りも
安全にできるのですね。いやあ、すごい。

宿泊はすぐそばに、民宿が10軒以上ありました。僕はネットで検索したので
旅館、白龍荘に泊まりましたが。驚いたことに温泉は温水プールよりも少し暖かい
ようなぬるま湯で、いつまで入っても汗が出ません。
そこで、町営の日帰り温泉に行って暖まろうとしたのですが、そこも同じような
温度でしたので、僕の中では、山梨の人はぬるい湯に長く入るのが好きなのねーでした。
冬はさすがに暖めるのでしょう。白龍荘は、若い夫婦が営んでいて、側は大きいけど
民宿のようなアットホームな旅館です。高級なホテルは山県館があります。

翌日は、すぐ近くの徳和渓谷にも行きました。小さい段差の滝がたくさんあって
川釣りによさそうな場所でしたよ。

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LOTUS 2012

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今年の蓮も美しく咲きました。鎌倉鶴が丘八幡宮の蓮です。
蝉の音と大きな蓮の葉の間に咲く美しいピンクの花。

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こちらは千葉県佐原市の水生植物園の蓮です。種類はおそらく日本一多いでしょう。


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